第1限:現実創造のしくみと感情

まずは簡単に現実創造の仕組みと感情について知り、望みと今の意識を明確にしていきます。

あなたが見ている現実は、あなたの意識が映し出した映像である

(※スクールでは「意識」という言葉の意味を「心の動き」として使います。)

ということは・・・

  過去 

  ⇩      過去あなたが意識したことが今目の前の「現実」になっている。

   現在

  ⇩     見たい「現実」を明確にし、そこに意識を合わせていくことでその 「現実」が見える。

  望む未来

つまり、あなたが何をどう意識するかで、現実は変わってくる。

正確には無意識に「選択」している。

 どういう事か?・・・あなたは毎瞬パラレルワールドを選択しているのです。 

パラレルワールド

今、この瞬間並行して沢山の次元の違う世界があり、沢山のあなたがいる。

今、考えられる過去・未来は全てある。

・このテキストを読んでいるあなた

・ハワイのビーチでのんびりしているあなた

・満員電車に揺られているあなた

考えられる全て多次元に存在している。 

「今この瞬間、この場所にいる私」に意識を置いているから、

「今この瞬間、この場所にいる私」が見る現実を体験している。

だから、自分が望む未来に意識を置くことで望む未来を体験できるということです。 

自分の内側を整理する

ここで重要になってくるのが「量子力学」

この世の全ては素粒子であり、常に波のように浮遊している。私たちが意識して見ることにより物質化する。(意識により変わり、常に同じではない)

といことは、意識して見たい次元・見たい現実を見るようにすれば良い。

が、これまでの思考のクセ、思い込みが出てきて(ブロック)なかなか見たい現実が見られない事が多い。

例えば

「お金持ちになる!」と同時に「でも・・・」「だって・・・」が出てくる。

 → 結果、お金持ちの現実になっていない。

そこで、まず最初にすること。

望む現実創造を無意識のうちに阻んでいる、自分の思考のクセ・思い込み・常に考えていることを知り、本当の望みに気づくことをノートを使ってアウトプットしていきましょう。

ノートの目的

落ち着いて自分と会話し、自分と向き合い、この人生をどう生きたいのか?を明確にする。

混乱している思考を整理する(感情の断捨離)

思考は曖昧・思い込み・勘違い・混乱がほとんどで、悩みはその混乱から生まれます。

書き出して落ち着くことで思考が整理され、頭の中の無駄なおしゃべりが格段に減ります。

今の現実を創っている意識を知る

日常の思考を書き出すことで、自分や家族、友人、同僚・・・に対してどう思っているのか改めて認識し、思考だけでなく、続けていけばさらに深い意識を知ることができます。

ノートは二種類用意してください。

① 自分の望みを明確にする「夢ノート」

② 自分の意識(思考・感情)を知る「自分ノート」

①夢ノート・・・向かう先を明確にする

・誰といたいか?

  どんなパートナー、どんな友達、どんな家族か?

  どんな性格で、どんな声掛けをしてくれて、どんな表情、どんな雰囲気か?

・どんなライフスタイルか?

  何をして過ごし、どんな感情か?その時、何が見えて、どんな音が聞こえて、

  どんな匂いがしていますか?出来るだけ詳細に五感を使って。

・どんな仕事か?

  勤務時間・仕事内容・勤務場所など。同僚はどんな人?

  クライアント又はお客さんはどんな人?

・どんな家に住んでいるか?

  間取り・窓の位置・見える景色・庭・カーテン・壁の色・お気に入りのソファなど。

・どんな自分か?

  どんな髪型で、どんな服装で、どんなスタイルで、どんな表情で、

  どんな感情でいるか?

他にも思いつくことは何でも、いくら沢山書いてもOKです。

書くだけでも叶う事があるので、妄想しながらニヤニヤ楽しい気分で(この時の感情(エネルギー)が大事!)どんどん書きだしてください。

⭐️早く叶う秘訣

望みを明確にしたら、それに関する情報が必ず入ってくる。その情報を無視せず、できる限りすぐに行動に移す!

望みを書いても「でもな・・・」「そうは言っても・・・」と否定する気持ちが出てきます。

そんな時は「そりゃそう思うよね」「そう思って当たり前だよね」と感情を受け止めて、受け入れる。

その後で「でもそうなる」と決め直す。

これらはいわゆる引き寄せですが、違うパラレルにいる自分のイメージを今ここにいる自分に宿らせる感覚で。

向かいたい先は常に変化しますが、大切なのは「向かう先を自覚していること」

引き寄せの科学的な仕組みは、量子力学・脳科学を学んだ後に詳しくお伝えします。

それまでは、パラレルを選択する引き寄せ方法を楽しんでみて下さい。

②自分ノート・・・感情を整理する

出来れば毎日15分程度でも自分と向き合う時間を取って下さい。

そして、腹が立った事、イラっとした事、心配事、悩みetc・・・浮かんだ事何でもノートに吐き出します。

自分の内側(意識)が外側の現実を創っています。なので自分の内側の混乱した感情を整えるのが何よりも大切になってきます。

その為にはまず内側に溜まっている感情を全て出し切ることです。 

注:この時絶対に自分を否定しないで下さい!「私が・・・だから」自分を否定する感情が出てきたら「そうか、そう思うんだね」受け入れて、受け止める。否定する感情にフォーカスしすぎない、過去の出来事を思い出しても引っ張られすぎない。

とにかくどんな感情が出てきても、誰をどう思ってもあなたは悪くないし、間違った感情はない。

自分の中から出てくる感情にダメなものは何一つありません。

※過去の思い出したくない出来事、見たくない自分など、書いていてしんどくなる事があります。そんな時は無理せず自分ノートはお休みして下さい。

※日々の感情に気づく事で、感情が整理されて消えたり、新たな気付き、本当の自分と出会ったりします。

自分ノートを繰り返す事で、自己肯定感が自然と上がってきます。

自己肯定感が上がれば現実創造もしやすくなりますので、根気よく続けてみてくださいね。

感情に気づく

以下は『引き寄せの法則』エイブラハムの著書にある【感情の22段階】です。

【感情の22段階】
 1、喜び・大いなる気づき・自由・愛・感謝
 2、情熱
 3、熱意・やる気・幸せ
 4、ポジティブな期待・信念
 5、楽観
 6、希望
 7、満足
 8、退屈
 9、悲観
10、ストレス、苛立ち、短気
11、戸惑い
12、落胆
13、疑い
14、心配
15、非難
16、失望
17、怒り
18、復讐
19、敵意、激怒
20、嫉妬
21、自信喪失、罪悪感、自己卑下
22、恐れ、苦悩、憂鬱、絶望、無気力 

「①夢ノート」を書く時、どんな感情だと思いますか?

少なくとも7番より上(小さい番号)だと思います。

では、「②自分ノート」を書く時の感情はどうでしょう?

いい気分の時もあれば、

10、苛立ち
14、心配
15、非難
17、怒り・・・の時もあると思います。

普段気にしていない感情も、言葉に表すと多くの感情を感じていることに気づくと思います。

(例)上司に嫌味を言われた・・・ストレス、非難、怒り、自信喪失、無気力など

欲しかった服が安くなってた・・・喜び、幸せ、満足など

このように私たちが意識していようといまいと、日々多くの感情を感じています。

しかしその感情を、ただ流したり、無視することがほとんどです。

特にワクワクすること、いい気分でいることが大事だと見聞きしたり、

引き寄せを実践している人にとっては「ネガティブな感情」は願望実現を妨げると考え、

ネガティブな感情に蓋をしたり、気づかないフリをしがちです。

しかし、実際はそのワクワクの下にある気づかないフリをしている感情が現実化しています。

夢ノートを書いてもアファメーションしてもなかなか引き寄せ出来ない。という経験はありませんか?

それはこの、ワクワクの下にある感情を無視しているからです。

例:「お金持ちになりました!」とアファメーションしても、

(どうやって?)疑い(叶うかな?)心配などが隠れている。

その結果「お金持ちになる」ことより、いつまでもお金の心配をすることが現実化します。

※この隠れている感情にも気付けるようになるので、ノートワークは是非続けて下さい。

では、ワクワクの下にある感情や、

日々出てくるネガティブな感情をどうしたらいいのでしょうか?

感情を受け止める

もっとも大切なのは・・・ 「自分の中の感情を絶対に否定しない!」ことです。 

私たちは人間ですから、感情の22段階の中で「22、憂鬱、絶望、無気力」になることもあって当たり前ですよね。

どんなブラックな感情が出てきても絶対否定しないで下さい。

それがあなたの本当の声なら、否定せず聞いてあげて下さい。

あなたがあなたの事を全許容する事で、世界はあなたを受け入れます。

あなたがあなたの全てを愛する事で、あなたは世界中から愛されます。

それが意識の現実化、 「内側が先、外側が後」なんですね。

この感情の22段階の中で、本来のあなたの周波数は

「1、喜び・大いなる気づき・自由・愛・感謝」であり、本来の自分のままでいると豊かで幸せにしかなりようがない。

※周波数とは、振動数(エネルギー)のこと。

この世の物質全ては素粒子であり、その振動数の違いにより物質に変化する。

量子力学で詳しく説明しますので、ここでは周波数という言葉だけ覚えておいてください。

それが「22、憂鬱、絶望」などの感情を体験するということは、本来のあなたから「ズレているよ」というサイン。

感情が本来の自分からズレてるとわかる「バロメーター」の役割をしています。

感情=バロメーター

だからどんな感情も1番が良い、22番が悪いではなく、ただのバロメーターであり、

本来の自分からズレているサインとして受け取る

ズレているのなら、戻せばいいだけですよね。

そこで!ズレた時に効果的なワークを紹介します。

感情ワーク

①イヤな気分になっている感情をその都度、オウム返しする。(受け止めて、受け入れる)

(例)「アイツなんか居なくなればいいのに」「居なくなればいいと思ったんだね」

「あ〜!腹が立つ!」「腹が立つよね」

「ツラいよ〜」「ツラいよね」

自分の中に感情を吐き出す自分・吐き出した感情をオウム返しする自分の二人の自分がいる感覚で。

この時、私ってダメだ。私が悪い。またネガティブな感情になってしまった・・・など、

出てきた感情を絶対否定しない!自分の感情にまず寄り添う。

自己否定してしまったら、その自己否定した自分も受け入れる。

感情に気づいて(受け止めて)、オウム返しする(受け入れる)

②感謝して手放す

その感情を感じる場所(胸、みぞおちなど)に手を当てて感情を体内から引き出して宇宙へ返すイメージ

これは一つの例ですので、YouTubeなどで紹介されている手放しワークの中で、

ご自分がしっくりくるやり方で実践してみて下さい。

どんな感情もこれまで使ってきたことに感謝して、

でもこの感情はもう使わない、自分にはもう必要ない事を自分の言葉で宣言して手放します。

重たい感情が浄化され、スッキリしますよ。

(例)

「ツラかったね。今までこの感情を経験する事でたくさんの学びがあったね。ありがとう。

でももう手放します。この感情を手放して軽くなります」

③その時自分がホッとすること、気分が良くなることをする。

(例)散歩する。本を読む。珈琲を淹れる。

これをする事で意識が転換し、現実が変わります。(違うパラレルを選んでいる)

イヤな感情になっても、自分が何かしてしまっても全部仕方がないし、

生きていたら色々あって当たり前ですよね。でもなるべくなら気分良く過ごしたい。

では何故、良い気分、嫌な気分という感情のバロメーターがあるのでしょうか?

コントラストの世界

良い気分、悪い気分その両方を感じるように、私たちが生きている3次元はコントラストの世界です。

  陰と陽  表と裏  光と影

常に両極が存在しています。

それは、

望まないものを見て、望みを知る

イヤな気分になって、いい気分がわかる。

闇がないと光に気づけないから。

自分にとって何が望みなのか?

自分にとって心地よさとはどんな事か?

光の中に居続けると、光がわからなくなる。

闇の中に居ると少しの光にも気づく。

つまり「本当の望みを知るために、望まない現実を体験している」という事です。

望まない現実を見て、自分の望みを知る。

そして自分の望むものがわかればそちらにフォーカスする。

意識したものが拡大するので、変化が起きて、望む現実を生きる。

だからイヤな気分も悪いものではなく、イヤな気分になったら、

自分が何を望んでいるのか?を知るデータ収集のつもりで捉えてみてください。

 1限目 宿題

①ノートを二冊用意する。

②夢ノートで、自分の望みを明確にする。

③自分ノートで、普段何を考え、どんな感情で過ごしているのかを知る。

④出てきた感情を一旦受け止め、受け入れる。絶対に否定しない。

⑤感謝して手放す。

(普段の生活の中でも毎瞬自分の感情に気づく事が習慣になるように取り組めると現実創造も早まります)

次の授業へ進みましょう

第2限では、量子力学の科学的視点を学びます。
二重スリット実験などを通して、感情=波動が物質化に関わる仕組みを理解し、
現実創造の土台を整えていきます。

▶ 第2限|量子力学と観測の原理 を読む
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